ゴドフスキー ショパンエチュード

年末年始の休みを使ってドゴフスキーのショパンエチュード「」を練習しました。昔は一日に1曲練習するだけで精いっぱいでしたが、年月が経った今では一日に何曲も弾くことができるようになりました。

既に演奏会でも何曲か弾いていますが、一番大変だったのは「3度の練習曲作品25の6」の編曲バージョンでしょうか。これを一日かけて練習した時は、手がパンパンに腫れてしばらく治まらなかったのを覚えています。

慣れというものは恐ろしいもので今ではこうした最難関の曲も普通に練習できるようになりました。

ただ指がただでは済まなかったようで人指し指の第一関節付近の皮膚がガサガサになって一部に亀裂が入ってしまいました。

先日のピアノの練習会で友人に絆創膏でも貼ったらと指摘されたので良い案だと思い翌日、液体絆創膏を購入し傷口を固めその上から絆創膏で二重に保護したところ痛みも治まりました。

これでまた練習が出来ます。いつかユーチューブに全曲アップする日が来るかも知れません。

ゴドフスキーのショパンエチュードと言えばピアノエチュードの金字塔のショパンエチュードを主に左手を中心にこれ以上ないぐらいに難しく編曲したものです。

その存在を知ったのは小学6年生の頃。図書館で借りたピアノ演奏技法書の中にその記述があり学生の頃、池袋のヤマハで初めて楽譜を見た時は、驚きと感動でいっぱいでした。

当時は、まだ5分冊で出版されており3冊在庫がないものを輸入して購入しました。

特に思い入れのある「革命」から練習を始めましたが弾けないのなんのって。通常ではありえない音型が当り前に出てくるので指使いも独特ですが、左手だけで広音域をカバーしなくてはならないので体力的にも結構きついです。

あれから30年ぐらい経つんですね。楽譜も傷んで来ました。

あの時の左手の感覚は今ではもう覚えてません。今はもうこれが普通になっていてどうやらまだ伸ばすことが出来そうだということぐらいしか分からないのです。

なので他人にピアノで何かを要求する時(例えば生徒に)は、よっぽど気を付けなくてはならない、と思っています。

こういうマニアックなものは、ほどほどにして歌う音楽的な曲やポピュラーなどを練習せねば、といつも思います。

2019年1月12日 作成 志木市中宗岡 渡辺修司


渡辺音楽教室

埼玉県志木市中宗岡にある音楽教室です。楽譜の読み方から高度な演奏法まで丁寧にやさしくお伝えします。

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