ブルクミュラー 18の練習曲 5 泉 La source

歩くようなはやさで、やさしさをもって ト長調

曲のテンポは、遅めだが右は16分音符、オクターブのアルベルテイバス形。左手もオクターブに近い音域を扱うのでわりと忙しい。

アルトがメロディー担当。ソプラノがメロディーの周りを動くので浮き立たせるのが難しい。

手首の回転をさせながらメロディーと伴奏を弾き分けるテクニックを要求される。

左手は、スタッカートから伸ばすテノールとバスの弾き分け。

両手の音色を聴きながらペダルを上手く踏み分けること。

4小節目に出てくる半音階は、次に左手テノールに引き継がれる。バスをしっかり伸ばしながら1、2でレガートを弾かなければならない。

最後は、二重唱となってAパート終了。

Bパート

ソプラノがメロディー、アルトが伴奏となり5、4で旋律を浮き立たせるように弾く。

バスは、メゾフォルテのオクターブから。旋律的にメロディーとの絡みがふえる。

4小節目、スタッカートからフォルテ。gマイナーⅥの借用で少し感情的に強い表現となる。

その後、さらさらと水が流れる音。

そしてAパートが繰り返しされる。

繰り返し二回目最後からコーダ。

メロディーの展開形と半音階。

最後は、上向形のアルベジオできれいに静かに締めくくる。

半音階やパッシングコードの扱いが絶妙な曲です。


渡辺音楽教室

埼玉県志木市中宗岡にある音楽教室です。楽譜の読み方から高度な演奏法まで丁寧にやさしくお伝えします。

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