あまり速くなく ハ短調
二拍目のアクセントやメジャーセブンの和音で終わる独特の終止がエキゾチックな雰囲気を生みます。
2小節の和音のテーマが4回繰り返された後、E♭メジャーセブンの和音で終わる奇妙な感覚。フォルテピアノのスタッカートの弾きかたも工夫が必要。
和音のスタッカートと左手の三度重音。右手オクターブトレモロなど多様な技巧が要求されます。
Bパート
変ホ長調で始まります。和音進行の後、3度音から始まる音階。終止のモチーフ。ハ短調に戻り下降する音階。一旦終止した後、変ホ長調の終止モチーフが執拗に繰り返されます。
Cパート
最初のテーマが二回繰り返されフォルテツシモでハ長調に転調。最高潮に達します。スフォルツアンドロイドのところスタッカートとレガート和音の弾き分け。装飾音のスタッカート、三連符のニュアンスの弾き分け。
二回繰り返された後、1、5、1、5の和音でハ短調へ転調。オクターブの強奏後、ディミヌュエンドしてテーマへ。
二回繰り返し右手の音形を引き継いでドミナントモーションで2の和音のアルベジオ下降に突入。最初のスフォルツアンドの表現は、工夫が必要。
最後は属七から主和音へ。ピアニッシモから消えるようにだんだん遅く。二回目のアクセントは、曲の雰囲気を決める重要なファクターです。
音がテヌートされ最低音で終わります。
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