歩くようなはやさで、やさしさをもって ト長調
曲のテンポは、遅めだが右は16分音符、オクターブのアルベルテイバス形。左手もオクターブに近い音域を扱うのでわりと忙しい。
アルトがメロディー担当。ソプラノがメロディーの周りを動くので浮き立たせるのが難しい。
手首の回転をさせながらメロディーと伴奏を弾き分けるテクニックを要求される。
左手は、スタッカートから伸ばすテノールとバスの弾き分け。
両手の音色を聴きながらペダルを上手く踏み分けること。
4小節目に出てくる半音階は、次に左手テノールに引き継がれる。バスをしっかり伸ばしながら1、2でレガートを弾かなければならない。
最後は、二重唱となってAパート終了。
Bパート
ソプラノがメロディー、アルトが伴奏となり5、4で旋律を浮き立たせるように弾く。
バスは、メゾフォルテのオクターブから。旋律的にメロディーとの絡みがふえる。
4小節目、スタッカートからフォルテ。gマイナーⅥの借用で少し感情的に強い表現となる。
その後、さらさらと水が流れる音。
そしてAパートが繰り返しされる。
繰り返し二回目最後からコーダ。
メロディーの展開形と半音階。
最後は、上向形のアルベジオできれいに静かに締めくくる。
半音階やパッシングコードの扱いが絶妙な曲です。
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