歌の効用・施設での演奏会

昨日(2/22)、埼玉県の某施設で演奏会を開催してきました。
プログラムは下記の通りです。
・目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV645(バッハ)
・こいぬのうんち ピアノと朗読のための(寺嶋陸也)
・ブルーモンク(セロニアス・モンク)
・ソナタハ長調(モーツアルト)
・ソナタ変ロ長調(モーツアルト)
・Forever Love in G Major(YOSHIKI)
プログラムはバッハから始まりました。もともと教会音楽だったこの曲をピアノ用に編曲したものを弾きました。全音ピースの難易度でD(上級)となっていたのである程度の難易度があります。テーマを各声部で交互に歌われながら徐々に盛り上がっていきます。長7度、短2度で音のぶつかる箇所があり独独の響きを創出し教会音楽っぽくなっています。
2曲目はメインのプログラムでピアノと朗読のための曲です。組曲になっており全部で25分程度かかります。旋法を元に作られているため独特な曲調となっていますが、終盤では7度の和声が綺麗に響き感動的なクライマックスを迎えて余韻を残して終了します。
「こいぬのうんち」は韓国の絵本に作曲家の寺島陸也さんが曲をつけたものです。一人で朗読する際は、ナレーションとうんちくん、すずめ、つちくれ、にぐるまのおじさん、にわとりのおかあさん、たんぽぽ、など異なるキャラクターをどう演じるかが腕の見せ所です。途中、音楽と朗読が重なるところがありかなりの難所となります。
今回は、トライアングル、すず、などのパーカッションなどを取り入れ臨場感を上げる演出を行ってみました。お聴きになれた方々はどのように感じられたでしょうか?
ブルーモンクは、第1テーマと第2テーマと弾いた後、ブルース進行のコードに乗ってアドリブをしてみました。ブルーススケールやテンションをバリバリに入れてみました。
打って変わってモーツアルトのソナタ二曲は、響きを大切にしながらゆっくり目のテンポで弾きました。
そしてラストのXジャパン「Forever Love」。オリジナルの調は、変ロ長調で一番高い音がハイDまで出てきます。オリジナル調でも辛うじて歌うことは出来るのですが、かなり変声になってしまうので地獄の絶叫を聴かせるよりキーを下げることを選択しました。3度下げても一番高い音がハイHです。これでも十分に高く聴こえるのではないでしょうか。「Forever Love」は、高い音域で全般的に揺さぶられるのでペース配分を間違うとあとの方がきつくなります。
今回は、3度移調しながら伴奏をアドリブで行いました。なかなかの難易度です。
ところで歌うことは、なんとも言えない高揚感があります。高い音をバンバンに響かせて歌うと高揚感もひとしおです。
朗読を始めてから声を出して音読することは、孤独感を癒す効果があるのではないかと思うようになりました。
仲の良い人と会話したときに感じる連帯感に似たものが得られるような感じがします。独り言をいいたくなった時、勉強に集中するためにはおすすめの練習です。
今では積極的に早口言葉や音読、朗読、外国語の音読などを行うようにしています。口や舌、頬の筋肉を鍛える効果もあり健康、美容にもよいです。唾液腺を刺激するため口臭を抑える効果もあるようです。
ハイトーンヴォイスの練習は、腹筋や喉の筋肉を引き締めるのに打ってつけです。
「Forever Love」より音の高い「紅」もちょっと練習しましたが何とか歌えそうです。
このハイトーンヴォイスの練習を継続的に行って腹筋、喉筋の強化を図り「紅」も人前で歌えるようになりたいと思います。
とりあえず次回の目標は、ミスチルのイノセントワールドです。
こいぬのうんち - 朗読とピアノのための音楽童話 ピアノソロ・連弾
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784111781959

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