ピアノでよく言われる「まむしゆび」について調べてみました。
短指症。第一関節から上が短く、横長の爪をした指。1万人に1人の確立でなる人がいる。
とネットで説明されています。これは知りませんでした。
ピアノでもよく使う言葉ですが、これとは全く違います。
ピアノの場合は、親指の第一関節がペコっとへこんでしまうことを言います。
ピアノの世界では、他の指も第一関節がへこんでしまうことをまむしゆび、と言っているようです。
親指ってどこからが親指か知っていますか?
親指は、ほかの指と違い指の骨が2本しかありません。その下の中手骨は手根骨(手首当たりの骨の群)とつながっております。
実は身体の中でもビップ待遇の親指。この中手骨の付け根から広げることが出来るのです。
他の指は第一関節からまげるので親指もそのようにすると俗に言われるまむしゆびの状態になります。
これを改善するにはまず、親指の身体イメージを変更します。
親指は手首から出ていることをイメージして徐々に広げる練習をしていきます。
分かりづらい時は、反対の手の指で親指の付け根を触りながら練習します。こうすると力の入れ方が分かりやすくなります。
よく手が小さくてオクターブが届かないという場合、この親指の関節がよく開いていません。
最高に開くと親指と小指の角度が180度になるはずです。
無理する必要はまったくありません。
最初、届かなかった音型もあきらめずに届かせようとすると段々、届くようになってきます。
長年オクターブ奏法をやっているとヴォルフの法則でこの親指の第一関節が太くぼこっとなってきます。これがピアノを弾いている証拠です。
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